BAUHAUS / Double Dare

In the Flat Field

In the Flat Field

イントロに圧倒する爆発力をもった曲というと思い出すのがピーター・ガブリエルの「イントリューダー」とバウハウスのこの曲。しかもどっちの曲もアルバムのオープニング・ナンバーだったからそのインパクトといったら凄まじい。バウハウスの場合、しかもこれが彼らのファースト・アルバム(「暗闇の天使」)だったからなおのこと。いわゆるネオ・ゴスと言われるジャンルにバウハウスはあたるわけですが、彼らやジャパンが日本のミュージック・シーンに与えた影響というのは本国イギリス以上に大きいものがあったのではと思います。一時期のヴィジュアル系の大元のほとんどはここにたどりつく感じでしょうか。

バウハウスとジャパンは私の中では非常に近いイメージをもったバンドだというのは他にもともにイギリスでは過小評価され続けたことや、音楽性の暗さ、爬虫類的イメージ(ピーター・マーフィーとミック・カーン、後に彼らはダリズ・カーで共演したのは何かの縁か)もあってのこと。非常に聴く側にイマジネーションを強いる点でも両者は似ていて、そのせいかいつ聞いても飽きない。

ジャパンにしても、好き嫌いがまっぷたつに分かれるタイプの音楽なので、推薦はできませんが、妙にテンションを高ぶらせたいときはちょうど良い音楽です。