JEFF LYNN / Video

Electric Dreams - Soundtrack

Electric Dreams - Soundtrack

当時快進撃を続けていたヴァージン・レコードから出たスーパー・サントラがこの映画「エレクトリック・ドリームス」。参加アーティストはカルチャー・クラブにヒューマン・リーグのフィリップ・オーキー、ジョルジオ・モロダー、ヘヴン17、P.P.アーノルドなど。その中でも2曲を提供していたのがカルチャー・クラブとELOのジェフ・リン。カルチャー・クラブはともかく、ELOは当時活動中止状態であったこともあって、まったく知らないで聞いてましたが、とにかくポップな2曲に魅力を感じていました。

後からみると、シンセギンギンのサウンドはELO的ではないのですが、このサウンドが86年のELO復帰作「バランス・オブ・パワー」に活かされたという点でも注目すべき曲となりました。もっともメロディは従来のELO的なものだから親しみやすいものです。どっちかといえばカルチャー・クラブやヘヴン17がいかにもアウトテイク的な作品だったのに比べると、ここでのジェフは本気も本気。結果的に彼の初ソロ作品としてシングルカットもされました。輸入盤でまだこの作品は手に入りますので、興味のある方はぜひ。アウトテイク的とはいえ、カルチャー・クラブの中でも名曲とされる「ラヴ・イズ・ラヴ」や「ザ・ドリーム」、さらにバックコーラスで参加しおていたヘレン・テリーのソロ曲も収録されています。