LED ZEPPELIN / When The Levee Breaks

Led Zeppelin 4: Zoso

Led Zeppelin 4: Zoso

月並みで非常に恐縮ですが、私はやはりツェッペリンなら4枚目が好きです。といっても「天国の階段」が入ってるからというよりも、総合力でこのアルバムが彼らのキャリア中No.1だと思っています。

最強のA面はもちろんですが、B面の「ミスティ・マウンテン・ホップ」と並んで大好きなのが、アルバムの最後を飾る「レヴィー・ブレイクス」。とにかく初めて聴いたときから音圧にぶっ飛んだものです。構成も素晴らしい。

彼らのオモテの名曲なら間違いなく「アキレス最後の戦い」(「プレゼンス」収録)がスピード感も含め、あげることができますが、この「レヴィー・ブレイクス」は重厚さと気合で裏名曲に決定。一番目立つのはボーナムのドラムですが、おそらくは裏方としてアレンジでかなり貢献していると思われるのがジョン・ポール・ジョーンズジャック・ニッチェやポール・バックマスターとならぶ名アレンジャーとしてもう少し彼も評価されていいと思います。

ツェッペリンがすごいバンドであったことは言うまでもないでしょうが、彼らの作品にはどの曲にも(たとえ「コーダ」に入っているような捨て曲でも)メジャー感が漂っているところにその存在感といいますか、すごさの証明になっていると思います。

まあいろいろと語っておりますが、実は英国派を標榜しながらツェッペリンをきちんと聴きだしたのはほんのここ数年のこと。代表曲だけで済ますには、ビートルズ同様あまりに一面的しかわからないと思いました。