AZTEC CAMERA / Walk Out To Winter

High Land Hard Rain

High Land Hard Rain

ここ数年の冬の定番曲がこれ。アズテック・カメラはロディ・フレイムソロ・プロジェクトで、この曲が出た当時はメジャー・デビューしたばかりの頃。まだ彼も10代でした。アコースティックな感覚を持った今流行りのギター・ポップで、爽やかでなんとも晴れ晴れとしたナンバーです。

私は数年前のちょうど今ごろ、イギリスに行ったことがあります(紅茶販売士の資格を取るため)。噂どおりどんよりと曇った空のロンドンでしたが、コロコロと天気が変わりやすく、たまにふっと気の遠くなるような青空を見せることがあります。この曲はまさにそんなときのイギリスの冬の情景のイメージがあります。

シンセ・ドラムの音がいかにも80年代初めですが、この曲に限っていえばそこに古臭さを感じず、青春の甘酸っぱさのような感覚を私に与えてくれます。きっとこれから先も私にとっては大事な冬の1曲となってくれるでしょう。

そうそう、この人ヴァン・ヘイレンの「ジャンプ」をネオアコ・ヴァージョンで発表して賛否両論を浴びたこともあります。お茶目な人かも。