ABBA / Knowing Me, Knowing You

Arrival

Arrival

アバはほとんど洋楽をリアルタイムで聴かなかった時代(当時小学生)でしたがしょっちゅう耳にしてました。はっきり言えば歌謡曲なんですよね。90年代もスウェーディッシュ・ポップが流行したことがありました(カーディガンズとかは好きですけどね)が、結局日本人向きなんでしょうね。

さて、そんなアバの全盛期のシングルからご紹介。このコーナーの主旨からすればシングルはご法度ですが、あまりに彼らの場合ヒット曲が多いですし、代表曲はいまだに「ダンシング・クィーン」のままで評論の世界でも再評価されることはまずないでしょうからご勘弁を。

この曲、大好きです。美しいハーモニー、わかりやすいアレンジ、「ノウイング・ミー、ノウイング・ユー 〜 あは〜ん」というコーラス(?)、いい曲ですよ。イギリスでは「ウォータールー」、「マーマミア」、「フェルナンド」、「ダンシング・クィーン」に続く5曲目のナンバー・ワン(!)ヒット。この後も「イン・ザ・ネーム・オブ・ラヴ」、「テイク・ア・チャンス・オン・ミー」と続けて3曲連続のナンバー・ワンを記録、結局80年の「スーパートゥルーパー」まで9曲が1位に輝いています。全世界的にすっごい人気だったんですね。

個人的には売上下降線となった83年の「サンキュー・フォー・ザ・ミュージック」も大傑作ですが、青春ポップス系のメロディーを好む私としては、やはりこの曲です。

ま、でもアルバム・アーティストじゃないですね。カーペンターズ同様、ベスト盤で楽しむオール・タイム・ミュージックだと思うし、それが通用するほどヒット曲が多いというのもやはり単純にすごいというべきでしょう。