THE POGUES / Fairytale Of New York

If I Should Fall From Grace With God

If I Should Fall From Grace With God

アイルランドの雄といえばポーグス。1stはコステロのプロデュースでしたが、本作はU2XTCピーター・ガブリエルでも知られるスティーヴ・リリーホワイトによる3rdアルバムからのシングルカット。カースティー・マッコールが参加しており、あのシェーン・マクゴーワンとデュエットを聴かせます。この曲はクリスマス時期のニューヨークで倦怠期を迎えた一組の夫婦がお互いを罵倒し合いながらもお互いを必要としていることを確認するという感動的な内容。掛け合いヴォーカルと美しいアレンジはクリスマスに聴いてもらいたい逸品です。特別に一部歌詞を掲載します。
  

(女)このロクでなし!

(男)お前だってヤク中のバイタ!

   そのベッドで寝ていて点滴を打ってなければきっと死んじまうよ!

(女)この汚いウジ虫! このケチなホモ野郎!

  なにがハッピークリスマスよ! もう二度と御免よ!


(男)俺には明るい未来があったはずなのに…

(女)そんなこと誰にだって言えるわ!

   最初知り合ったときにあなたは私の夢を持っていっちゃったわよ

(男)その夢を俺は今でも大事に預かっているよ

   自分のと一緒にしまっているのさ

   俺はどうせ一人でやっていけるような強い男じゃない

   君がいなければ夢を持つことさえできないんだ


ニューヨーク警察の合唱隊が歌い上げる「ゴールウェイ・ベイ」をバックに

教会の鐘も鳴り響いてクリスマスデイ!