AMERICA / Rainbow Song

Hat Tricks

Hat Tricks

ここ数年、アメリカはずーっとフェイヴァリット・アーティスト中。ひょっとすると今一番好きかも。もともとは「名前のない馬」しか知らなかったんですが、ベスト盤からはまりまくり。「アイ・ニード・ユー」「ヴェンチュラ・ハイウェイ」「ロンリー・ピープル」「ひなぎくのジェーン」「魔法のロボット」「風のマジック」などヒット曲はやはり素晴らしい。こんなにもリリカルで邪心のない音楽はそうそうない(と私が勝手に思い込んでいる)。

今回紹介するのは彼らのセルフ・プロデュースによるアルバム「ハット・トリック」より。当時ヒット連発期だったのに売れなかった「大傑作」。確かに地味なんですが、たとえばこの「レインボウ・ソング」なんてメロディ・展開・歌詞・アレンジともに最高。韻の踏み方も言葉の選び方も本当に感心させられます。


Blowing leaves, broken dreams

Seventeen, dancing queen, dancing queen

I am asleep on a rainbow

Hiding from the wake of the tide

I am asleep on a rainbow

Hoping for the rest of the ride


冬景色を歌った曲なんですが、実に絵画的。どうやら私にとっては「30代の頃を代表する」アーティストになりそうです。