THE CURE / The Lovecats
- アーティスト: The Cure
- 出版社/メーカー: Polygram UK
- 発売日: 1998/10/20
- メディア: CD
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ところがこの曲だけはたまたま当時PVを見たこともあって妙に印象に残っています。スウィング調のリズムにまるで猫がこっそり歩いてきそうなベースライン。ギターの音色もどこかエイドリアン・ブリューのように猫のなで声を奏でているようで何とも愛らしい曲。これにあのロバートのどこか情けない声が重なるともうマジックのような粋な曲になります。
この曲は歌詞もバカバカしいやらかわいいやら何とも言えません。「We're wonderful, wonderful, wonderful, wonderful pretty!」(「オレたちってなんて、なんて、なんて、なんてこんなに可愛いんだ」)なんて歌っているわけで、ムカっぱら立っているときにこの曲を聴くと和みます。昨今の雰囲気だけのクソつまんないヒーリング音楽よりも遥かに効きます。
ところでこの曲が収録されているミニ・ベスト盤(このコンセプトも秀逸)のタイトルはなぜ「日本人の囁き」(原題「Japanese Whispers」)なんだろ?