KRAFTWERK / The Man-machine
- アーティスト: Kraftwerk
- 出版社/メーカー: Emd Int'l
- 発売日: 1998/12/08
- メディア: CD
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タイトル曲はテクノポップにねちっこいグルーヴ感を与えた不朽の名曲。英・米主導のポピュラー・ミュージックに大きな影響を与えたアーティストの一つがドイツからだったとは実に皮肉。ジャケットも見てのとおり、ロシア構造主義(?)をパロったセンスの良さ。アメリカ以上にイギリスで受けたのはこのあたりのスタイリッシュな感覚もあってのこと。
YMOと何かと比較されますが、クラフトワークの方がバックがスカスカ(意図的)。そこにグルーヴを見つけたのがアフリカ・バンパータを代表とするヒップホップ系のアーティスト。加工しやすいというのもミソだったのかもしれません。
彼らの場合、名が知れているのが「アウトバーン」のため、最初にこれを聴く人も多いと思うのですが、もし初めて聴くのなら、「ヨーロッパ特急」、そして本作、続く「コンピュータ・ワールド」あたりが耳あたりが良くていいのではないかなと思います。間違っても「放射能」「エレクトリック・カフェ」から聴かないように(意味深)。