ELTON JOHN / Grey Seal

Goodbye Yellow Brick Road

Goodbye Yellow Brick Road

エルトンの代表作「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」に1曲、リメイク・ナンバーが入っています。それがこの「グレイ・シール」。オリジナルは71年のサード「エルトン・ジョン3」の時期に録音されたもので、初期のオリジナルアルバム未収録曲集である編集盤「レディ・サマンサ」に収録されています。
Lady Samantha

Lady Samantha

オリジナルが初期のエルトンの典型サウンドで、ストリングスが絡み、シンプルな出来になっているのと比較すると、リメイク版はロック調のスリリングなヴァージョンに変わっています。正直に言えばあまりこの2つのヴァージョンの必然性を感じないのですが、リメイク版は当時ノリに乗ってるエルトンの勢いを感じる出来です。「グッバイ〜」以後の作品はアメリカナイズされすぎていてどうも好きになれないのですが、この頃はまだヨーロピアン・テイストもあっていい出来です。

それにしても「グレイ・シール」ってアザラシのことなんですよね。なんでアザラシが題材になったのかよくわかりませんが。バニー・トーピンってある意味やはりすごい作詞家ですね。