TIMOTHY B. SCHMIT / So Much In Love

motogakusei2004-09-02


ティモシーといえば元ポコ〜イーグルスのメンバーであり、優れたシンガーソングライターでもあります。彼をAORの括りで扱うのは無理がありますが、何しろイーグルスの末期に「言い出せなくて」という素晴らしいAORの名曲を残しておりますので、敢えて今回取り上げております。

イーグルス解散後に初めて発表したアルバム「プレイン・イット・クール」は良質なウエストコースト・サウンドを聴かせる好作品。そこからカットされたのはアカペラのクラシック、タイムズのカバーである「ソー・マッチ・イン・ラヴ」。当時日本でもCM曲として使用されていたと思います。で、この曲は彼を始め、山下達郎やハウスマーティンズ、14カラット・ソウルなど多くのアーティストがカバーしてますが、ティモシーのカバーが一番素直でポップに仕上がっています。いや、完全に彼の勝ち。ちなみにこの曲は映画「初体験リッジモンド・ハイ」にも使用されました。

ついでながら、この曲が収められたアルバムにはもう1曲「ヴォイセズ」という最高のアカペラ・ナンバー(彼のオリジナル曲)も収められています。CSN&Yやジャクソン・ブラウンの瑞々しさがお好みの方はぜひ。